IT化が達成されてからというもの、世界のスピード感は日に日に増しています。
今では1つのプロジェクトで100点を出せるまで追求し、たくさんの時間を費やしてしまうと、その間にトレンドやニーズが変わってしまう可能性があります。
これからの社会は、文句が出ない程度のそこそこのクオリティで、なによりも仕事を素早くこなせる人材が、今までよりさらに求められるようになっていくと思います。
仕事がウェブ上で表現できるものであったり、ソフトウェアを備えた製品づくりなのであれば、インターネットに接続させることによって、いくらでも後からデータの修正や改善が行えます。
もはや、はじめから満点を目指す必要などないと言えるでしょう。そんな中で大切なのは、やはり早く始めて早く終わることです。
Meta社のマーク・ザッカーバーグも重視する考え方で「Done is better than perfect」というのがあります。意味は「完璧を目指すよりまず終わらせろ」。
たとえば、画家のピカソは作品数が異常に多いことが知られています。物理学者のアインシュタインも、無名の頃から膨大な数の論文を書き上げています。
当然、両名ともそれだけ多くのものを世に出しているので、中にはクオリティが低いものも山ほどあるそうです。ピカソやアインシュタインほどの偉人たちですら、とりあえず一つ一つ仕事を着実に終わらせ、いわば数撃ちゃ当たる戦法で腕を磨いてきたことが分かります。
自分の人生をかける分野を決めたら、あとは当たるまで撃ち続ける。弾を撃ち続けている限り、きっといつか当たります。
そのために大切なことは、まず弾切れを起こさないこと。つまり、将来にわたって自分の生活費を賄えるだけの収入源を確保し、日々倹約に努めること。
次に、撃って楽しいと思える的を選ぶこと。人間は好きなことでなければ継続しにくく、継続できなければ上達もまたありません。
最後に、もし当たったとき、自分の人生に大きなリターンを与えてくれる的を選ぶこと。全ての努力が必ず報われるわけではないのが、現実世界のつらいところです。
努力は、正しい場所から正しい方向へ向かって捧げたときにのみ、報われるのでしょう。