人間は最初の2秒間ほどで対象についての判断をほぼ終えている

人間は最初の2秒間ほどで対象についての判断をほぼ終えている

脳科学的に「人間は最初の2秒間ほどで対象についての判断をほぼ終えている」とよくいわれます。

これは、人間の脳では論理を司る神経よりも感情を司る神経のほうが情報の処理速度が速いから、ということが要因の1つにあげられます。

アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーが、自身の心理学で用いたことで広く知れ渡った「原因論」と「目的論」という概念があります。アドラーが提唱した目的論は、まさにこの一瞬で物事を判断する脳の特性を考慮すると、納得がいきやすくなります。

原因論は、過去のある出来事が原因となって、現在の状況はつくり出されている、とする考え方。目的論は、人は何かの目的があって、現在の状況をつくり出している、とする考え方。

たとえば「学生時代の異性からのいじめが原因で、大人になってからも恋愛ができない」というパターン。

アドラーは、この「学生時代の異性からのいじめが原因で」の部分を否定します。アドラー心理学の上では、それが原因なのではなく「恋愛したくない」という目的のために、理由は過去から探して引っ張り出してきたにすぎない、と考えます。心の底からパートナーの必要性を感じていない場合は、自分から原因を説明する瞬間は来ません。

言い換えると「パートナーに愛されて精神的満足感は得たいが、恋愛というプロセスは絶対に頑張りたくない」というふうにも考えることができ、むしろこちらの表現のほうが本当は正確なのかもしれません。

なかなかにきつい考え方ですが、一流大学に入りたいけど勉強はしたくない、お金持ちになりたいけど努力はしたくない、というのと似ており、自分は学力が低いから勉強できない、自分はストレス耐性が無いから努力できない、というそれぞれの理由を選び出し、それを思い込むことによって現状を正当化する、という考え方も存在します。

Kenta

1992年生まれ、兵庫県在住。本業は個人事業主で、小規模団体の会計請負事業をやっています。ニュースや書籍を読むことが大好きなので、それらで得られた生き方に役立つであろう情報を皆さんとシェアできればと思います。

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