ピークエンドの法則というものがあります。
学者のダニエル・カーネマン氏が提唱した理論で、これによると人間は物事の印象をピークとエンドで決めているそうです。
たとえば、休日にテーマパークへ行って楽しんでいるとき、他の誰かとトラブルになってとても不快な思いをしたら、せっかくの休日も台無しになってしまいます。ただ、最後にキャストの方に気持ち良く送り出してもらうことができれば、かなり救われるでしょう。
ちなみに、カーネマン氏は2002年に経済学の分野でノーベル賞も受賞しています。
この理論の上で考えると、今日という一日の印象は「最も感情がたかぶった瞬間」と「眠りにつく前の精神状態」の2つで決定されるといえるでしょう。
寝る前の布団の中で「あの人はなんであんなことを言ってきたんだろう」という今日あった嫌な出来事や「あのときの自分の行動・発言はまずかったかな」などの反省をしてしまうことはよくある話だと思いますが、これは絶対やめたほうがいい、ということになります。
寝る前には今日あったつらかったこと、苦しかったことは頭の中から意識的に排除し、考えないようにする必要があります。どうしても気になることや必要な反省はメモをとって忘れないようにし、考えるのは翌日の自分に任せましょう。
翌朝になると、モヤモヤしていた感情のほとんどはどうでもいいものへと変わっており、本当に必要な問題だけに選抜されていることが多いです。
代わりに、一日の終わりには今日あった楽しかったこと、おもしろかったことに着目し、いい気分で眠りにつけるよう習慣化させると、思考は徐々にポジティブなものへと変化していくと思います。
理想としては、夜は今日一日を無事に生きられたこと、そしていつも自分を支えてくれている人たちへの感謝と共に眠れると最高ですね。